2024/01/19
令和6年能登半島地震
能登半島地震の被災地へボランテイアに向かう前に
能登半島では地震で寸断されたインフラの復旧に時間を要し、受け入れ体制が整備できず見送っていたボランティアの募集を、石川県は1月15日に開始した。高齢者や妊婦のように支援が必要な避難者を一時的に受け入れる1.5次避難所となっている金沢市内の施設で、施設の清掃などが対象だ。
現段階で被災した自治体での募集はわずかだが、現地の体制が整えば、ボランティアの活躍に期待がかかる。そこで何よりも重要なのは、現地に負担をかけずに自分の体を守りながらの活動だ。
医学書などを出版する中外医学社が能登半島地震の被災地医療に役立つ情報として、『災害ボランティア健康管理マニュアル』を無料で公開している。
ボランティア自身の具体的な健康チェックポイントや持病のある人に向けたアドバイスだけでなく、出発をやめるべきケースも紹介されている。
同書で執筆と監修を担当した感染症が専門の神戸大学大学院・岩田健太郎教授は「災害ボランティアの最重要課題は、自分の健康や生活を守り、現地で病人やけが人にならないことです。それなくしてミッションは果たせません。マニュアル、ぜひご活用ください」とコメント。
中外医学社では同書の他にも『保健・医療従事者が被災者と自分を守るためのポイント集』と『女性の救急外来 ただいま診断中!』から抜粋した「災害時の妊産婦と女性ケア」の章も公開している。
『保健・医療従事者が被災者と自分を守るためのポイント集』を執筆・監修し、同じく感染症を専門とする国立国際医療研究センター・特任国際臨床研究推進部長の和田耕治氏は「被災地へご支援に行かれる方はもちろんですが、自分の地域でもし同じことがあったとしたらという視点での備えてしてもご活用いただけますと幸いです」とコメントを寄せた。
被災地医療の関連記事を無料公開致します(中外医学社)
(1月22日 和田耕治氏のコメントを追加)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/17
-
-
-
-
-
今年の夏は大規模停電のリスク大?
今年の夏、東京電力管内を中心に電力不足が懸念されています。需要に対する供給力の余裕を示す「予備率」が1パーセントを切る見通しで、もしそこで突発的な発電所の事故や故障が起きれば予備率はさらに低下、マイナスに陥りかねません。大規模停電のリスクについて、東京電機大学名誉教授の加藤政一氏に聞きました。
2026/02/12
-
-
-
海外危機管理マニュアルの作成が急務
海外に社員を送り出す企業にとって、緊急事態が発生した際の対応体制は必須。どんなに現地に慣れたベテランでも、自分の身を守り切れない事態は起き得ます。ましてや現在は安全保障上の国家対立が深まり、東アジアの緊張も高まっている時代。海外危機管理サービスを手がける安全サポートの有坂錬成代表取締役に、海外進出企業が取り組むべき対策を聞きました。
2026/02/05








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方