2024/08/18
防災・危機管理ニュース
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は17日、ロシアとウクライナが互いにエネルギーインフラを攻撃しないよう「秘密交渉」を模索していると伝えた。ただ、ウクライナが6日に開始したロシア西部クルスク州への越境攻撃で計画が頓挫する恐れがあり、実現は見通せない状況だ。
ポスト紙がウクライナの首都キーウ(キエフ)発で報じた。交渉が成功すれば、2022年にロシアが始めた侵攻の「部分停戦」(同紙)になる可能性がある。両国間では国連とトルコが仲介し、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意が結ばれたが、ロシアが履行を停止した。
ロシアとウクライナが今月中にカタールの首都ドーハに代表団を派遣することが当初計画されていた。カタールが仲介国となって滞在する両代表団の間を行き来し、間接交渉を行う算段。しかし、越境攻撃を踏まえ、ロシア側は延期を通告してきたという。
ロシアは「軍事施設」と称してウクライナのエネルギーインフラを標的とし、冬季でも構わず停電させた。一方、ウクライナは石油施設をドローンで攻撃し、機能をまひさせた。ロシアが占領するウクライナ南部ザポロジエ原発も交渉の対象かは不明。
〔写真説明〕ミサイル攻撃で煙が上がる送電設備=3月22日、ウクライナ北東部ハリコフ(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
ランサムウェアの脅威、地域新聞を直撃
地域新聞「長野日報」を発行する長野日報社(長野県諏訪市、村上智仙代表取締役社長)は、2023年12月にランサムウェアに感染した。ウイルスは紙面作成システム用のサーバーとそのネットワークに含まれるパソコンに拡大。当初より「金銭的な取引」には応じず、全面的な復旧まで2カ月を要した。ページを半減するなど特別体制でなんとか新聞の発行は維持できたが、被害額は数千万に上った。
2025/07/10
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/08
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方