台風１３号は１２日夜、沖縄・奄美地方から南東に離れた海上を北上した。発達しながら北西へ進み、１４日から１５日にかけて強い勢力で沖縄本島や奄美大島に接近する恐れがある。気象庁は猛烈な風やしけになる所があるとして、厳重な警戒を呼び掛けた。大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水にも警戒が必要という。
　１３号は１６日には中国大陸に上陸して熱帯低気圧に変わる見込み。
　沖縄と奄美で１４日に予想される最大瞬間風速は５０メートル、波の高さは９メートル。
　１４日午後６時までの２４時間予想雨量は、多い所で沖縄１５０ミリ、奄美１２０ミリ。その後、１５日午後６時までの同雨量は、沖縄２００ミリ、奄美１５０ミリ。
　１３号は１２日午後９時、沖縄・奄美地方の南東海上を時速２５キロで北北西へ進んだ。中心気圧は９９０ヘクトパスカル、最大風速２５メートル。東側４４０キロ以内と西側２８０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。　

（ニュース提供元：時事通信社）