2025/02/01
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで1月31日午後6時(日本時間2月1日午前8時)すぎ、医療用小型機が住宅や商業施設が立ち並ぶ地域に墜落し、炎上した。米メディアによると、搭乗していた患者の女児ら6人の安否が不明。墜落現場付近では複数の民家や車が燃え、少なくとも6人が負傷して病院で手当てを受けた。
小型機にはフィラデルフィアの病院で治療を終えたメキシコ人の女児と母親、操縦士らが搭乗していた。約4.5キロ離れた空港を離陸した直後に墜落したとみられる。
女児らはメキシコの自宅に戻るため、経由地の中西部ミズーリ州の空港に向かっていた。運航会社は声明で「現時点で生存者は確認できない」と発表。運輸安全委員会(NTSB)などが事故原因の調査を始めた。
墜落現場は交通量の多い交差点付近で、現地からの映像では、墜落の瞬間に火柱と黒煙が上がり、機体の破片が一帯に散らばった様子が伝えられた。近くの商業施設内にいた男性は地元メディアに「建物が突然、倒壊したかのように揺れた」と振り返り、炎に包まれた人を目撃したと語った。
〔写真説明〕31日、SNSに投稿された米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの小型機墜落現場の様子(AFP時事)
〔写真説明〕31日、米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで墜落した小型機の残骸とみられる物体(ロイター時事)
(ニュース提供元:時事通信社)


防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/02
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方