2025/03/17
防災・危機管理ニュース
【北京、台北時事】中国国家安全省は17日、台湾独立を狙い中国本土にサイバー攻撃を仕掛けたとして、台湾国防部(国防省)のサイバー部隊の「リーダー」らメンバー4人を特定したと発表した。個人情報も公表し、「『台湾独立』の分裂勢力には必要な懲罰措置を講じ、法に基づき一生責任を追及する」と警告した。
国家安全省によると、部隊は中国本土のインフラ施設や軍、企業などのネットワークに侵入して機密を盗んだほか、SNSなどで反中宣伝活動を行っていた。捜査で4人を特定したといい、顔写真と名前、生年月日、台湾の身分証番号などを明らかにした。
台湾国防部は中国側の発表を受け、「いわれのない非難」と反論し、「第一線で敵のサイバー攻撃に対応している」とするコメントを出した。併せて、中国軍機が17日、事実上の停戦ラインである中間線を越える形で台湾周辺に展開した事案についても発表した。
〔写真説明〕中国の国旗(写真左)と台湾旗(いずれもEPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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