埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて、国土交通省は16日、再発防止に向けた今後の下水道の維持管理に関する提言案を有識者委員会の会合で示した。管路の点検・調査は、事故のリスクが高い箇所に重点を置くよう求めた。管路の複線化や分散化も盛り込んだ。
 有識者委は月内に提言を正式決定する。国交省はこれを踏まえ、下水道の具体的な維持管理策をまとめ、6月に閣議決定する国土強靱(きょうじん)化の次期計画に反映させる。 

(ニュース提供元:時事通信社)