日銀は8日、7月30、31両日に開いた金融政策決定会合の主な意見を公表した。トランプ米政権の関税政策の影響を巡り政策委員からは、日米交渉合意後も「もう少し経過を見る必要がある」などと当面は様子見姿勢を維持すべきだとの複数の声が上がった。一方、「早ければ年内にも様子見モードが解除できるかもしれない」と利上げ再開に前向きな意見も聞かれた。 
〔写真説明〕記者会見する日銀の植田和男総裁=7月31日、東京都中央区の日銀本店(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)