東北南部や北陸、中国地方では8日、日本海側に延びる前線の影響で大雨になる所があった。前線は10日にかけて停滞し、大気の不安定な状態が続く見込み。気象庁は東北から九州の広い範囲で急な強い雨や突風、落雷、ひょうに注意するよう呼び掛けた。
 新潟県村上市・高根では8日午後1時半までの24時間雨量が211ミリ、山形県鶴岡市・荒沢では午後1時50分までの同雨量が128ミリ、松江市・鹿島では午後5時までの同雨量が107ミリに上った。
 一方、関東から九州の太平洋側は晴れ、35度以上の猛暑日になる所が相次いだ。甲府市で37.7度、浜松市天竜区で37.3度を観測。東京都心(千代田区)は35.0度で、今年29日目の猛暑日となり、年間最多記録を伸ばした。
 9日も厳しい残暑が続くとみられ、関東から沖縄の大半の都県に熱中症警戒アラートが出された。 

(ニュース提供元:時事通信社)