イスラエルメディアによると、エルサレムで8日、バスに乗り込んだ2人組が銃を乱射し、少なくとも6人が死亡した。2人はイスラエル占領下のヨルダン川西岸で暮らすパレスチナ住民とみられ、居合わせた非番のイスラエル兵と武器を携行していた民間人がその場で射殺した。
 イスラエル軍は声明で、現場周辺の捜査を進めると表明。「テロ阻止と防衛強化」のため、西岸のパレスチナ自治区ラマラ郊外の複数の地域を包囲していると発表した。
 現場はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領し、その後一方的に併合を宣言した東エルサレムに位置する。一帯ではイスラエル当局が宅地開発を進め、パレスチナ側は「ユダヤ人入植地」と見なしている。 

(ニュース提供元:時事通信社)