昨年元日の能登半島地震と9月の豪雨で被災した石川県輪島市の景勝地「白米千枚田」。同市は今月20日も最大瞬間風速20メートル以上の荒天に見舞われたが、豪雨1年となった翌21日朝、千枚田には雲間から光が差し込んでいた。
 二重被災で奥能登地域の農業は甚大な被害を受けた。県内有数の観光地として知られる千枚田もその一つ。能登地震では田んぼに大きな亀裂が入り、その修復の最中に豪雨で被災した。
 豪雨1年に合わせ、岐阜県各務原市から夫婦で千枚田を見に来たという会社員男性(51)は「ここに来るまでの道中で災害の爪痕が残っており、(復興は)これからだと感じた」と話した。千枚田再生への道は続いている。 

(ニュース提供元:時事通信社)