猛烈な台風18号は22日午前、フィリピン北部の北東沖を西へ進んだ。同日夜遅くにかけ、台湾との間の海峡を通過して南シナ海へ進むと予想される。沖縄県・先島諸島でも荒天となる所があり、気象庁は高波に警戒し、突風や落雷、急な強い雨に注意するよう呼び掛けた。
 一方、南鳥島近海には非常に強い台風19号があり、27日にかけて勢力を弱めながらゆっくり北上して、関東から東へ遠く離れた海上に進む見込み。
 18号は22日午前9時、フィリピン北部の北東沖を時速20キロで西へ進んだ。中心気圧は905ヘクトパスカル、最大風速55メートル、最大瞬間風速80メートル。半径220キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、東側500キロ以内と西側390キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 

(ニュース提供元:時事通信社)