【台北時事】台湾東部・花蓮県で23日、台風18号に伴う大雨で山間部のせき止め湖から水があふれ、下流で洪水が起きた。24日の消防当局の発表によると、14人が死亡し、124人が行方不明となった。
 死者、行方不明者はいずれも下流の村「光復郷」の住民。台湾の中央通信社は、死者の多くが高齢者で、1階で発見されたと伝えた。現地では水が引き、捜索救助活動が本格化した。
 消防当局や台湾メディアの映像によれば、町の至る所で建物の1階部分が水没し、路上の車などが流された。河川の橋も落ちた。
 せき止め湖の下流では、別の場所や2階以上に避難するよう勧告が出ていた。台風18号は23日、台湾南部に接近した。 
〔写真説明〕23日、台湾東部・花蓮県で、台風に伴う大雨により浸水した地域(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)