ウクライナ軍が22日夜~23日未明に行ったロシアへのドローン攻撃に際し、気球を多数飛ばしたもようだ。ロシア紙RBK(電子版)は、大規模な気球の投入は初めてと伝えた。防空システムを混乱させる「おとり」として使われたとも指摘される。
 ロシア軍はウクライナから発射直後のドローンを撃ち落とせず、モスクワへの接近を許した。40機以上を破壊し、迎撃時に生じたとみられる爆発音がモスクワ中心部に響き渡った。レーダーが気球に惑わされた状態で、ドローンが防空網を突破した可能性もありそうだ。 
〔写真説明〕ロシア国防省庁舎に配備された防空システム「パンツィリS1」=2023年8月、モスクワ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)