【ベルリン時事】ドイツのクリングバイル副首相兼財務相は17日、北京を訪れ、中国の何立峰副首相と会談した。独メディアによると、両副首相は、レアアース(希土類)を含むサプライチェーン(供給網)の安定強化に向けて協調する方針で合意した。両氏は対話の重要性を強調し、台湾や貿易問題を巡る両国間の緊張の緩和を図った。
 クリングバイル氏は会談で、公平な市場や貿易環境の確保を求めたほか、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた中国の「重要な役割」に期待を示した。何氏は、中国と欧州連合(EU)の関係改善を後押しするよう要請した。 
〔写真説明〕ドイツのクリングバイル副首相兼財務相(左)と中国の何立峰副首相=17日、北京(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)