東海テレビ(名古屋市)は24日、小島浩資会長が23日付で辞任したと発表した。同社は11月に週刊新潮が報じた小島氏のセクハラ疑惑を巡る調査報告書をまとめ、セクハラ行為とは認定しなかったが、「行動自体が極めて不適切」と指摘した。
 同社は外部有識者らで調査委員会を設置。週刊新潮は小島氏が派遣社員の女性らにキスを強要するなどしたと報じたが、報告書は当事者らへの聞き取りを基に「セクハラに該当する言動をしていたとは言えない」と結論付けた。
 記者会見を開いた林泰敬社長は「経営者として不適切な行為があったことを重く受け止めている」と述べた。後任の会長は決まっていないという。 
〔写真説明〕記者会見する東海テレビの林泰敬社長=24日午後、名古屋市東区

(ニュース提供元:時事通信社)