農家の皆さんの視点で考えるとどうすればいいのか【熊本地震】(5月9日のFBより)
室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
2016/05/09
室﨑先生のふぇいすぶっく
室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
3日から5日にかけて、熊本の被災地を歩きました。そのなかで印象に残ったこと、これからの課題と感じたことを、随時報告させていただきます。
西原村や南阿蘇村など被災地には、農地が広範囲に広がっています。その農地は、唐芋や稲などの植え付け時期で、農家の皆さんが、被災の苦難の中で必死に仕事をされていたのが印象的でした。
高齢の女性も畑に出て野良仕事をされていました。生活の糧を得るためにも、心の張りを取り戻すためにも、農業に従事することが欠かせないのだろうと思いました。
その農業を再開するためには、農機具が必要です。それが倒壊した家屋の中にあり、危険度判定で赤紙が貼られて取り出すことができず、また公費解体になったことを理由に手を付けるなと言われて、途方にくれておられる方も少なくありません。
その中で、重機ボランテイアの皆さんが、被災者に寄り添うかたちで、トラクターなどの農業機械を取り出す支援をされており、被災農家の皆さんから感謝されていました。
家屋への立ち入りや解体修理などを農家の皆さんの視点で考えるとどうすればいいのか、避難所の統廃合と遠距離化などを農家の皆さんの視点で考えるとどうあるべきか、いろいろ考えさせられました。避難所から歩いて野良仕事にいかれていた女性は、どうするんだろうとも思いました。
室﨑先生のふぇいすぶっくの他の記事
おすすめ記事
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/04/21
スマホ通知が号令、災害の初動対応訓練を開発
半導体製造装置大手の株式会社ディスコ(東京都大田区)は、平時のコミュニケーションツールを使ったさまざまな危機事案に対応できる初動対応訓練の仕組みを開発し、実践を続けている。メンバーが、危機を発生させる運営チームと対応チームに分かれ、業務中に突発的に危機事案を模擬的に発生させるとともに、通知を受け取ったチームは、即座に、訓練を開始する。リアリティーを追求した結果、たどり着いた手法だ。
2026/04/20
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/04/05
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方