2016/07/21
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
いよいよテント選び♪とにかく楽しむことを忘れずに!
まずは、ファミリータイプのタープ一体ラグジュアリー型。
ラグジュアリータイプともなると、災害時のテント村などで提供されるものより大きいです。
居住性がとってもよい分、お値段も・・・(汗)でも、この大きさで安価なタイプは雨風に耐えられない設計のものもあります。お値段がどの機能に反映されているかわかれば、納得のお買い物になります。
『ランドロック』(スノーピーク)
「見たこともない、大空間。とにかくラグジュアリーなオールインワンシェルターです。」(←メーカーのサイトより引用♪)広々のびのびできるテントです。家族が多い方に人気です。
https://store.snowpeak.co.jp/page/27
『コクーン Ⅱ』(コールマン)
益城町 総合運動公園のテント村に張られていたのとメーカーは同じですが、大きいタイプのものです。テントに寝ているって感覚はこのクラスのものだとなくなってしまいます。高めなので出入りも楽です。
http://ec.coleman.co.jp/item/IS00060N04228.html
さて、次は4〜5人用、6〜7人用テント。一番持っている方が多いのがこのタイプ。ファミリーサイズのこのクラスは、各メーカーが力を入れているので選びがいがあります。これは、ショップに行って、自分で体感していただきたいです。メーカーごとにうちだす特色を見て悩んでいただきたいのです(笑)
『ワゴントップ』(イワタニプリムス)
テントというと屈んで中に入る形が多かったのですが、これは入り口がとても高くて広いのです。身長のあるご家族におすすめ。
http://www.iwatani-primus.co.jp/products/Nemo/053.html
下記2つは組み合わせると、どんどん居住空間を広げられるタイプ。独身時代に買ったテントをファミリー用として、ずっと使えるよさがあります。過去の買い物が無駄にならないって、ありがたい要素ですし、ふらりとひとりで出かけたくなった時にも対応できます。
『ムーンライトシリーズ』+『アストロドームシリーズ』(モンベル)
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1122516
https://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=201000
『アメニティドームシリーズ』(スノーピーク)
https://store.snowpeak.co.jp/page/2
その他、コンパクトであってほしい方や1人用が使いたいという方は、さらに選択肢は広がります。私も犬と一緒に各地でキャンプした時、1人〜2人用テントを愛用していました。避難所にペットは連れて行けるけど、中には入れないという避難所も多いです。ペットと一緒に避難を考えている方は、テントも検討してみてくださいね。
これは、種類がいっぱいありすぎて、個人のお好みでという感じです。さわって体感して、相性のよいものを選べばいいと思っています。
ちなみに私が単身&犬と一緒の時に愛用していたのが、アライテントの『エアライズ』。女性でも軽く山に持って行けて設営しやすいことを基準に選びました。ただ、山用になると通気性が下がります。
下記ページはもうちょっと進化してかわいい『トレックライズ』のURLです。
http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/dance.html
その他、1人でこどもを何人もキャンプに連れて行きたいという友人たちが愛用しているタイプはこちらの『ポップアップテント』。投げたら広げられるので、設営が楽です。でも、お手入れするのにはひと手間がかかりますし、コンパクトには収納できないので、場所はとります。それでも、シングルファーザーやマザー、パートナーがキャンプに興味ないという理由で1人対こども複数となるケースでは絶大な支持を得ているように感じています。
『ポップアップテント』(Quechua (ケシュア) )
http://www.decathlon.co.jp/ブランド/ケシュア/
さて、みなさんが使いたくなるテント、ありましたでしょうか?
これ以外にも、おしゃれな柄のテントとか、もういまや選び放題ですので、この夏、体験していただければと思います。
災害後に初めてテントを利用した際の失敗はつらいものになりますが、レジャーの場合は、失敗しても笑って修正できる経験を積むことできますから是非、いろいろ失敗していただきたいと思っています。
完璧なテントスキルよりも、テントで失敗を笑いとばしてすごせたこと、その記憶は、災害も含め、いろんな辛いことを乗り越える一番の宝物になるような気がしています。
まずは、楽しむことが目的ですので、完璧なバーベキューも目指さなくてもいいですからね(笑)。せっかくのテントに洗い物とか日常が持ち込まれると、次の年からおっくうになってしまう人もいますから!
夜は、おいしい食事を外食して、朝は災害対応のα米や缶詰使って、テントで泊まることだけを楽しむのもお気楽でおすすめです。
楽しいテント泊のご報告お待ちしています!
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
-
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
-
動きやすい対策本部のディテールを随所に
1971年にから、、50年以上にわたり首都圏の流通を支えてきた東京流通センター。物流の要としての機能だけではなく、オフィスビルやイベントホールも備える。2017年、2023年には免震装置を導入した最新の物流ビルを竣工。同社は防災対策だけではなく、BCMにも力を入れている。
2024/04/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方