2016/10/14
ニュープロダクツ

ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市)は11日、無人航空機(通称ドローン)の産業用ハイエンドモデルとなる自動航行型無人ヘリコプター「FAZER R G2(フェーザー・アール ジーツー)」を開発したと発表した。2017年4月から計測・観測・監視・撮影・運搬等の産業用途向けに機体のレンタル、業務受託を開始する。
同社従来機と比較して、許容積載量は10kgから35kgへ、運用高度は1000mから2800mとなり、これまで運用出来なかった標高の高い火山(浅間山、十勝岳、草津白根山、阿蘇山など)の観測にも対応できる。衛星通信を可能とする受信機の搭載により航続距離は3kmから90km(燃料12L)、航続時間は100分まで拡大した。サイズは、全長3665㎜×全幅734㎜×全高1226㎜。総装備重量は81kg。
「空の産業革命」とも言われるドローンは、近年、新たな産業・サービスの創出などに期待され、各国で無人航空機に関する制度設計が進んでいる。この製品は、「小型無人機の利活用と技術開発のロードマップ」の飛行レベル3:目視外無人地帯自動飛行*1に相当する。
*1 「小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会」による「小型無人機の利活用と技術開発のロードマップ」ではドローンの飛行レベルをレベル1:目視内操縦飛行、レベル2:目視内自動飛行、レベル3:目視外無人地帯自動飛行、レベル4:目視外有人地帯自動飛行と定めている。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/05/13
-
「まさかうちが狙われるとは」経営者の本音に向き合う
「困った人を助け、困った人を生み出さず、世界中のデータトラブルを解決します」。そんな理念のもと、あらゆるデータトラブルに対応するソリューションカンパニー。産業界のデータセキュリティーの現状をどう見ているのか、どうレベルを高めようとしているのかを聞きました。
2025/05/13
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/05/05
-
企業理念やビジョンと一致させ、意欲を高める人を成長させる教育「70:20:10の法則」
新入社員研修をはじめ、企業内で実施されている教育や研修は全社員向けや担当者向けなど多岐にわたる。企業内の人材育成の支援や階層別研修などを行う三菱UFJリサーチ&コンサルティングの有馬祥子氏が指摘するのは企業理念やビジョンと一致させる重要性だ。マネジメント能力の獲得や具体的なスキル習得、新たな社会ニーズ変化への適応がメインの社内教育で、その必要性はなかなかイメージできない。なぜ、教育や研修において企業理念やビジョンが重要なのか、有馬氏に聞いた。
2025/05/02
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方