冷房、換気扇の電源をOFF
冷房がないため暑い、蒸し風呂。ガスは使用できる前提なので台所で煮炊きをする。そのために部屋の温度がどんどん上昇。停電だから換気扇は使えない。湿気が高く、汗が一気に噴き出す。手拭いを首に巻くが、汗が顔面を覆い目に入り染みて目が痛い。眼の前が曇ってナスを切っていたがまともに見えない。味付けのしょうゆ瓶すら見えない。汗がしたたり落ちる。皿が見えにくい。仕方なく手当たり次第に盛り付ける。何とか完成。冷蔵庫で冷やそうとしたがその作業はもちろん停電だからできはしない。例年より気温が高く10月になっても30℃超えで冷房がない。台所仕事は無理。

電気釜、冷蔵庫、電子レンジのスイッチをOFF
ご飯が炊けないので、断念する。トースターもダメ。冷やしそうめんも冷蔵庫が使えないから冷やせない。冷凍のピラフを電子レンジで温めようとしたが停電。結局、主食なしの昼食で、おかずだけ食べる。

ポット、コーヒーミルスイッチOFF
食後のコーヒーなし。午後の紅茶(備蓄品)を室温で飲む。
後片付けは食器洗い機が使えないので手洗い。

昼食づくりは大幅に制約された。水道とガスが使用できたのでなんとか野菜の煮物ができた。電気に相当依存していることが身に染みて分かった。電気が使えないとまともに料理はできない。もし、夕食の場合、早い時間に食べないと日没で暗くなる。電灯がつかないのでさらに不自由。

外出 ドライヤー、ガレージのシャッター、セコムの外出ボタンOFF
さて、散々な目に遭った午後、外出のために化粧室で髪のセットをしようとする。しかし、ドライヤーが動かない。車で出かけようとしてハタと困った。ガレージのシャッターが開かない。セコムをしているが、外出ボタンを押しても作動しない。仕方なく外出を諦める。

芝刈り機、電灯、雨戸(電動)OFF
そうだ、懸案の芝刈りでもするか!と、芝刈り機を持ち出してみる。しかし、コンセントを差し込もうとして停電だからダメ。では、読書でもしようと本を片手に部屋に戻るが、部屋はすでに暗くなりかけているからダメ。では、風呂にでも入るかと思いきや、風呂も点火しない。そんな始末で次々に予定の変更を迫られる。そんなときどうすればいいか? 模擬訓練はその対応策を考えるチャンスになる。

【解説】
これは、私の場合ですので、おそらく、もっと便利な電気器具をお持ちの方がいることでしょう。例えば、家族の介護をしておられる場合、流動食などを作るためには多様な器具が必要になります。そこで、参考までに台所で使う電気製品を挙げてみました(表)。

この他、電気器具を使えなくて困ったものもまとめてみました(表)。