子どもと方位磁石で遊んでみよう。磁石がない時は、時計と太陽の位置で方角をチェック!

電車で子どもがぐずったとします。電車は電磁石で動いているので、電車が動く時と停まる時、必ず、方位磁石が一回転します。「次の駅に着いたら方位磁石が一回転するから見てて〜」と言うと、2駅くらいなら遊んでくれます!!

子どもあやしグッズ!どや!

「2駅だけ?だめじゃん」というつっこみはとても多いですが(笑)。
 
でも、そこでめげずに次の遊びを繰り広げてください。方位磁石は駅に着いたらすぐ回転するんじゃないんです。タイムラグがあるのです。「いくつ数えたらくるっと回るか当てっこしよう!」と言って遊ぶと、もう2駅延ばせます。どや!

さらに遊んでもらうためには、地図と方位磁石の見方を教えてあげるのがいいですね!

そんな方位磁石ですが、持っていない場合に方角を知る有名な方法があります。アウトドア本などではよく書かれています。太陽と時計を使うというものです。

時計の短針を太陽に合わせて、12時との間の角度を見ます。その角度の2分の1の角度が指す方角が「南」です。公益社団法人日本山岳会さんが作成した「親子で楽しむ山登り」のホームページに分かりやすく掲載されていますので、ぜひご覧ください!

公益社団法人日本山岳会「親子で楽しむ山登り」ホームページから http://www.jac.or.jp/oyako/b402050.html


どうしてそうなるかと言うと、12時になると南中といって太陽はだいたい真南にきます(季節による誤差あり)。その時、時計の12時の短針は南をさします。現在が午前10時だとしたら、地球は1時間に15度動くので、2時間前の10時だと30度の角度の11時の位置が南をさすはずです。

これは、ちょうど10時と12時の2分の1になっています。なぜなら、時計は1時間に30度動いて、太陽は1時間に15度と時計に対して2分の1動きます。だから、時計の短針からみて、12時との間の2分の1の角度が南を指しているというわけです。

では、夜で真っ暗。太陽もでていないとしたら、どうしましょう?あちこちで火の手があがっています。目印の建物も倒壊していて、位置関係がわかりません。もしも南に逃げれば助かるという時、なにを目印にすればよいでしょうか?