2020/05/25
危機管理担当者が最低限知っておきたい気象の知識
情報のアクセス方法
このように便利な「気象情報」ですが、気象庁のホームページではすぐに見つからないのが難点です。情報へのアクセス方法についてまとめましたので、実際に確認してみてください。
○全般気象情報
全国レベルの情報は、次のサイトにアクセスするだけで入手できます。
https://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/
○地方気象情報
地方版の「気象情報」は、「全般気象情報」を開いた画面から該当する地方を選ぶことが必要です。

○府県気象情報
都道府県版の「気象情報」は、「全般気象情報」を開いた画面で「府県」を選び、該当する都道府県を選択することで確認できます。

なお、文章形式と図形式の「気象情報」は次の図のように混ざって発表されます。「(図)」とタイトルに入っている情報が図形式の情報、それ以外が文章形式の情報です。

「気象情報」は、24時間から2、3日先に災害に結び付くような激しい現象が発生する可能性があるときに発表されるため、情報収集体制の強化や初動対策の開始といった判断に生かすことができます。大雨になっているときには、今後のピークや大雨の継続見込みなども把握が可能です。早期の警戒から一連の事象の終了まで役立つ情報であり、大雨以外(例:大雪、暴風、高波、低気圧、降ひょう、少雨、長雨、潮位など)でも情報が随時発表されるので、普段からぜひ利用してみてください。
危機管理担当者が最低限知っておきたい気象の知識の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/01
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
-
-
-
柔軟性と合理性で守る職場ハイブリッド勤務時代の“リアル”な改善
比較サイトの先駆けである「価格.com」やユーザー評価を重視した飲食店検索サイトの「食べログ」を運営し、現在は20を超えるサービスを提供するカカクコム(東京都渋谷区、村上敦浩代表取締役社長)。同社は新型コロナウイルス流行による出社率の低下をきっかけに、発災時に機能する防災体制に向けて改善に取り組んだ。誰が出社しているかわからない状況に対応するため、柔軟な組織づくりやマルチタスク化によるリスク分散など効果を重視した防災対策を進めている。
2025/06/20
-
サイバーセキュリティを経営層に響かせよ
デジタル依存が拡大しサイバーリスクが増大する昨今、セキュリティ対策は情報資産や顧客・従業員を守るだけでなく、DXを加速させていくうえでも必須の取り組みです。これからの時代に求められるセキュリティマネジメントのあり方とは、それを組織にどう実装させるのか。東海大学情報通信学部教授で学部長の三角育生氏に聞きました。
2025/06/17
-
-
入居ビルの耐震性から考える初動対策退避場所への移動を踏まえたマニュアル作成
押入れ産業は、「大地震時の初動マニュアル」を完成させた。リスクの把握からスタートし、現実的かつ実践的な災害対策を模索。ビルの耐震性を踏まえて2つの避難パターンを盛り込んだ。防災備蓄品を整備し、各種訓練を実施。社内説明会を繰り返し開催し、防災意識の向上に取り組むなど着実な進展をみせている。
2025/06/13
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方