「My 避難先」を決めておく

「『町外に避難するとしたら誰にお願いする?』『高台方面だったらどこに逃げるのだろう?』など、自分たち家族はどんな避難が良いのか、『My避難先』を考えておくことが大切になります。『もしかしたら、避難所に逃げる方が今は危ないかもしれない』など『自分の頭で考える』ということが大事になってきます」

磯打先生はそうお話されています。

リモートワークや学校の分散登校などが続き、家族でいる時間が増えたという方が多いかもしれません。この機会に、自分たち家族にとっての「My避難先」はどこなのか、最適な避難はどのような形なのかを、ハザードマップを家族で囲みながら、さまざまな状況を想像しながら、家族会議を開くのもいいかもしれませんね!

「ウイルス感染が気になる中、今、災害が来たらどうしよう」と怖がるだけでは何も始まらない。今だからこそ、家族で話し合う、不安に思っている人が周りにいるようであれば声をかける、遠くに住む親戚や友人に連絡をしてみる、そして「避難」についてちょっとでも一緒に考える時間を持つ。そんな時を過ごすのもいいかもしれないですね。

今、私は大学院に所属していますが、外国人留学生の方がたくさんいらっしゃいます。日本で一人暮らし、家族の元に帰ることもできない、外出もできない、学校の授業もオンラインのみで人に会えない。こんな時に緊急地震速報が鳴ったら、不安だけが大きくなるだろうと強く思います。

声をかけることしかできないけれど、もしも皆様の身近に外国国籍の方がいらっしゃったら、少し連絡をとってみてください。そして冷静に「My避難先」を一緒に考える時間を少しでもつくってみませんか。

一人の不安が少しでも緩和され、そこから次の一人へとつながり、まち全体に広がっていくことを願います。ウイルス感染が心配される中での「避難」について今一度、考えるきっかけをくださった磯打先生はじめ、日本災害情報学会の皆様、ありがとうございます。 

岡山で暮らす磯打先生(左)と東京に住む葛西、オンラインでインタビューをさせていただきました

引き続き、自分の命・大切な人の命は自分たちで守るために感染症対策、災害に備えることを続けたいですね。