2018/01/12
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
1分でも惜しいテスト中。トイレに行きたくならないようにするためには?

お弁当時に使うだけではありません。試験会場が大会場だった場合、そして、大学などの椅子に時々ある、腰の部分が空洞になってしまう椅子の場合、気づかないうちに腰が冷えるのです。
ネットで検索してみたら、名古屋の名城大学に講義室の椅子を改善したビフォーアフターの画像がありました。左側の古い写真のようなタイプの椅子の場合です。
■知ってましたか?「収納椅子の秘話」(名城大学)
https://www.meijo-u.ac.jp/sp/meiguru/detail.html?id=CFjrGF
腰が冷えると、トイレに行きたくなってきてしまうのです。1分でも惜しい、試験時間中、トイレに行くことになれば、数点失う可能性もでてきます。暖房ががんがん効いている部屋だったとしても、足元と天井部に温度差が生まれると熱の移動で風が起きるので、腰の空洞に風がぴゅーぴゅーあたってしまうのです。でも、腰の空洞部分にこの断熱シートを敷いて空洞を塞げば、冷えません!300円くらいから販売されています。大教室対策として、検討してみてください!
もちろん、これは防災グッズや子育てグッズとしても大活躍です。合格後のお花見にももちろん使えます♪詳しくは過去記事で
■9月1日を、大事な人に防災グッズを送る「マモリタインデー」にしませんか?おススメプレゼントは?ペット用品やオムツ替え用品を防災用品にする小技をご紹介!
http://www.risktaisaku.com/articles/-/3596
最後に受験生のための寒さ対策としてよく話題になっていますが、それは、普段の寒さ対策や災害時の寒さ対策と全く一緒です。受験の時だけ、寒くなるのではなく、普段から寒い格好だといつでも寒いのです。これまでに書いた普段からの寒さ対策は、以下をご参照ください。
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2094
http://www.risktaisaku.com/articles/-/1839
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2071
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2109
試験会場独特の問題としては、室内と屋外の温度差や大会場には足元が寒い会場があるということがあります。脱ぎ着できて調整しやすい服であるとよりよいですよね!
受験生のみなさんにとって、頑張ってきた成果の出せる試験でありますように!受験生ではない方も、防災を気軽に日常にとりいれていく、ゆるい防災の話題を今年もお届けいたしますので、よろしくおねがいいたします♪
(了)
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