リスク対策.comは、3度目の緊急事態宣言を受け、各企業における感染対策がそれまでの2回の緊急事態宣言時と比べて甘くなっている点がないかを調査するため、5月8日時点で簡易アンケートを実施。その結果、出社制限が甘くなっているとする回答が41%に上った。一方、「甘くなっている項目はない」とする回答も41%あり、対策が維持されている企業とそうでない企業の差が顕著に表れた。

 

アンケートはゴールデンウィーク明けの5月8日から10日にかけ、リスク対策.comメールマガジン読者に対して実施し、37の回答を得た。

これまでの緊急事態宣言時に比べて甘くなっている項目を選択してもらったところ、「甘くなっている項目はない」とした回答を除くと、「出社制限」が41%で最多となり、次いで社内会議(対面)の制限、出張制限、社外会議(対面)の制限、トップからの指示がそれぞれ16%と同率で並んだ。社内におけるマスク着用はゼロだった。

現状の課題やマンネリ化を防ぐ対策について自由記述方式で聞いたところ、4月の移動の時期で出張などが増えてしまう、社員の行動を完全に規制できないなどの意見があったほか、改善策としては、信頼あるメッセージの発信、トップからの繰り返しの指示、対策をしっかり行っている社員の評価といった回答があった。

主な意見は下記の通り。