ユークラフトが5月末に発売するドローン用プロテクター。狭所利用する産業用ドローンで障害物と機体の衝突を防御する(写真提供:ユークラフト)

産業用ドローンの周辺機材を開発・販売するユークラフト(愛知県岡崎市)は、インフラ点検などローンを狭所で操作する場合に障害物との衝突や巻き込みを防ぐためのプロテクターを5月末から発売する。カーボン繊維パイプなどを製造するホーペック社との共同開発。

フレームは直線部が6mm径の長繊維カーボン、交差部は8mm径ナイロンと短繊維カーボンの複合材で構成。強度と重量のバランスをとっている。機体は機体全体をカバーする独特の立体構造に成型し衝撃荷重を分散する。

主に建設・土木の高所・狭所の点検業務を想定。障害物がある方向により、側面のみを守る1重タイプ(重量100g)、側面と上面を守る2重タイプ(同200g)、側面・上面・下面の全方向を守る3重タイプ(同300g)から選べる。いずれも同機種の最大積載量400g以内におさまる。

取付操作は、DJI社純正アクセサリ用のプロテクター装着用のネジ穴(4カ所)に同製品の固定ブラケットを差し込みねじ止めする。取付にかかる時間は1~2分程度。取付用のねじ・ブラケットと工具の六角ドライバー1本は製品に付属する。

価格目安は、1重タイプが10万円、2重タイプが20万円、3重タイプが30万円(いずれも税別)。製品は「DJI Phantom 4」シリーズ向けだが、オーダーメイドで市販ドローンの各機種に対応できるという。

■製品紹介ページはこちら(製造元・ホーペック社より引用)
http://www.hopec.jp/AnzenDroneGuard.pdf

(了)

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リスク対策.com:峰田 慎二