2018/05/10
ニュープロダクツ
文化シヤッターは8日、オフィスビルや商業施設などの通用口の浸水対策として販売している止水ドア「アクアード」に、広い間口を確保し、さびにくい「両開きステンレスタイプ」を追加し、10日より販売を開始すると発表した。重厚な水密扉に比べて軽量なため、通常時は一般的なスチールドアと同等の軽い力で扉を開閉でき、浸水の恐れがある非常時は、扉を全閉した後、扉に装備されている止水グレモンを引き上げるなどの簡単な操作で浸水対策が完了する。港湾施設、オフィスビルの機械室やサーバー室の出入り口に適している。
これまで、スチールタイプのみ両開き(親子開き)仕様を設定していたが、ステンレスタイプについてもこの仕様を追加。扉の屋内外両面に設けた止水グレモンの操作により、扉が枠に密着し、止水グレモンと止水レバーハンドル錠が扉との接合部や鍵穴の隙間からの漏水を防止する。枠に一般的なエアタイトゴムと止水ゴムの2重構造を採用した独自構造により、水圧荷重の小さい50cmまでの低水位から、水圧荷重の大きいドア全体が水没する3mの高水位まで、屋内側への漏水量は20ℓ/(h・m2) 以下となっている。
水圧荷重の小さい床面から10cm、20cm、30cm、40cm、50cmの各低水位だけでなく、浸水高さが1.0mで最高等級の5等級、2.5mで4等級、3.0mで3等級を満たした高い止水性能を持つ製品として、指定性能評価機関の一般財団法人建材試験センターより技術評価を取得している。
設計範囲は、間口1.2m・高さ1.5m(最小) 、間口2.4m・高さ2.4m(最大)、扉厚60mm。参考価格は403万5000円(間口1.8m、高さ2.1m、製品代のみで、消費税、取付工事費と運搬費は別途)。
■ニュースリリースはこちら
http://www.bunka-s.co.jp/news_info/aquard-stainless/
(了)
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リスク対策.com:横田 和子
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