2012/09/24
防災・危機管理ニュース
BCM(事業継続マネジメント)の国際規格
BCM(事業継続マネジメント)の国際規格として注目されていたISO22301(Societal security. Business continuity management systems)が昨日発行された。 ISO(国際標準化機構)のホームページから入手できる。
http://www.iso.org/iso/iso_catalogue/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=50038
今年2月にFDIS(最終国際規格原案)が示され、国際標準化機構のTC223(社会セキュリティ)という専門委員会の中で発行の可否を問う最終投票が行われていたが、4月3日に可決され、今回の発行に至った。
BCMの国際規格については、ISOが2006年からその開発に乗り出し、日本も内閣府の事業継続ガイドラインを提案するなど、その動向が注目されていた。2007年には各国の規格やガイドラインを参考にしたPAS22399という公開仕様書が発行されたが、これはBCMの参考書的な内容で、英国などから、具体的に何をすべきかを示した要求項目をまとめた規格にすべきなどの指摘がでて、第3社認証としても使えるrequirements(要求)規格として、ISO22301が開発されることになった。
今後は、ISO22301の補足的なガイドラインとなるISO22313が早ければ今年中にも発行される予定で、PAS22399についてはその時点で無効になる。
現在、日本では一般財団法人日本情報経済社会推進協会が中心となって、BCMの第3社認証のあり方を検証する適合性評価制度を実施しているが、その審査規格として使われているのは英国の規格であるBS25999-2。こちらは既に国内で30社程度が認証を取得している。同協会では、ISO22301が発行された時点で、審査規格をISOへ移行する方針を示しており、今後は、既にBS25999-2を取得している企業が、ISOとの差分審査を受けるのか、新たにISOの認証取得を名乗り出る企業がどの程度でるのかが注目される。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/23
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方