2018/07/25
防災・危機管理ニュース
「サイバー防災訓練」で啓発
また、同時期に芸能人の騒動で「クローンiPhone」がクローズアップされた。これはiPhoneのバックアップに用いるiTunesを使い、元のiPhoneと全く同じ中身の「クローンiPhone」を作成。どちらの端末からも同じアカウントを使え、情報流出につながった。2016年2月に同じく対策が行われ、複数のスマートフォンから同じアカウントを使用することはできなくなった。
ただし、アカウント乗っ取りはさらに巧妙化しており、ある電話番号でアカウントを勝手に作成。知人を装って、その電話番号の持ち主から端末に届くSMSを聞きだし、認証をくぐり抜けるケースも出てきた。LINEはひとつの電話番号でひとつのアカウントしか使えないので、アカウントが勝手に作られれば実質乗っ取られることとなる。
このケースへの対応のため、2017年に「サイバー防災訓練」を実施。これは、乗っ取りを疑似体験できるもので、友人になりすました人物が様々な情報を聞き出して乗っ取ってしまう動画が流される。「乗っ取り対策はいたちごっこ」と市原氏は難しさを語る。LINEではさらに電話番号やSMSの聞き出しへの対策を行う方針だという。
最近はスパムも巧妙化している。専用アカウントを作り、偽ブランド品販売などのPRを行うもの。スパムに用いられるアカウント作成や配信はほぼ自動化されており、市原氏は「人の手での対策ではもはや追いつかない」という。そこで1年以上前からデータサイエンスの専門家の協力を得て、機械学習でこれまでのスパムと似たパターンを割り出し、アカウントを無効化するという対策をとっている。
- keyword
- LINE
- サイバーセキュリティ
- アプリ
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/16
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/06/05
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方