2023/06/12
防災・危機管理ニュース
死者・行方不明者が10万5000人余りに上った関東大震災から今年は100年目の節目にあたることから、国や自治体ではウェブの特設ページをつくったり、シンポジウムなどイベントを行う動きが広がっている。
気象庁では、気象白書「気象業務はいま2023」で関東大震災の被災風景や概要を掲載した。コラムでは、東京大学地震研究所教授の加藤愛太郎氏が、首都圏に被害をもたらす地震について寄稿しており「関東地方の下には、南側の相模トラフからフィリピン海プレートが沈み込み、東側の日本海溝から太平洋プレートがフィリピン海プレートの下側に沈み込んでいる。2つのプレートが陸のプレートの下に沈み込む珍しいテクトニクス環境」など、地震が起きやすい環境を解説している。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/hakusho/2023/index.html
同庁では今年、「関東大震災から100年」特設サイトも解説。当時の揺れの観測データに加え、天気や土砂災害の状況、当時の地震学者による調査報告書も公開している。
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/1923_09_01_kantoujishin/index.html
国や自治体で関東大震災100年目の特設ページ・イベント
気象庁だけでなく内閣府や自治体でも関東大震災100年目の特設ページを解説したり、イベントを行う取り組みが広がっている。
内閣府の特設ページでは、津波や火災被害、さらには世界最大規模とも言われる復興事業の資料を読むことができる。
https://www.bousai.go.jp/kantou100/index.html
各種イベントも目白押しだ。9月17日(日)から18日は、横浜市内で「ぼうさいこくたい2023(第8回防災推進国民大会)」が開催される。産学官、NPO・市民団体や国民の皆様が日頃から行っている防災活動について、全国的な規模で発表し、交流する日本最大級の防災イベントで、今年は、関東大震災に関連するセミナーも数多く開催される見通しだ。
東京都庁でもウェブサイトで各種イベントを公開し、参加を呼び掛けている。6月からは、震災の記憶を継承しようと、震災直後の写真などの展示会が開かれている。
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/1022852/index.html
関東地方整備局では、「連携・実践・わがこと化」をテーマに特設ページを開設し、地域全体での対応力を強化するために、関係機関それぞれが主体的に対応することの必要性・重要性を訴えている。関東大震災をテーマにしたリレーシンポジウムの予定や概要などを公表している。
https://www.ktr.mlit.go.jp/bousai/index00000005.html
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/04
-
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29
-
-
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方