2013/09/17
防災・危機管理ニュース
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台風は、春先は低緯度で発生し、西に進んでフィリピン方面に向かうが、夏になると発生する緯度が高くなり、図1のように太平洋
高気圧のまわりを廻って日本に向かって北上する台風が多くなる。年間発生数では8月が一番多いが、台風の推進力となる上空の風がまだ弱いために台風は不安定な経路をとることが多く、9月以降になると南海上から放物線を描くように日本付近を通るようになる。また、このときには秋雨前線の活動を活発にして大雨を降らせることがある。室戸台風、伊勢湾台風など過去に日本に大きな災害をもたらした台風の多くは9月にこの経路をとっている。
(4)風の特性
風は気圧の高いところから低いところに向かって吹くが、台風は中心の気圧が非常に低いため周囲から中心に向かって風が吹き込むことになる。この風の流れが、地球の自転の影響により北半球では上から見て左回りに吹き込んでいる。
台風の進行に伴い、この中心へ吹き込んでいる風と台風自体を移動させている風との相乗効果で進行方向の右側では風が強くなる。一方、台風の左側では、台風に吹き込む風と台風を移動させる風が打消しあい、風が弱くなる。
台風の東側では南、南側では西、西側では北、北側では東からの風が吹き、台風の進行と位置関係により、その地点の風向は変化する。風速とその影響について、表3に示す。
3.台風による事故例
台風による損害の多くは、風によるものであるが、風による建物の損害に伴い、破損個所からの雨水の吹き込みによる収容物の損害もみられる。台風による高額(1億円以上)な損害となった事故例を表4に示す。
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