2025/01/30
防災・危機管理ニュース
フジテレビの清水賢治社長は30日、同社と親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)が開いた定例取締役会後、記者団の取材に応じた。元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルが起きた会について、週刊文春が女性はフジ幹部社員に誘われたとした昨年末の記事を、今月28日に中居さんから誘われたと訂正したことに関し、「なぜあのタイミングで出したのかが一番疑問」と指摘、「あらゆる選択肢が検討の下にある」と訴訟の可能性に含みを残した。ただ、「冷静に検討し対応していく」とも語った。
批判を浴びた、中居さんのトラブルを巡る自社の対応については、第三者委員会が調査・検証し3月末をめどに結果をまとめる予定だが、「それまでにできることは一つずつやっていかなければいけない」と表明。同日決議した経営刷新小委員会の設置などは「その第一歩となる」と話した。
また、若手社員で構成する、同様の事案の再発防止と再生のためのプロジェクトチームの設置を決めたことも公表。「詳細は未定」としながら、「内容が完全でなくても、できると思ったことはすぐ発表していく」と、会社の再生に向けて、情報発信に力を入れていく意向を示した。
〔写真説明〕取締役会後、取材に応じるフジテレビの清水賢治社長=30日午後、東京都港区の同社
〔写真説明〕フジテレビの本社=30日午後、東京都港区
(ニュース提供元:時事通信社)


防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
2度の大震災を乗り越えて生まれた防災文化
「ダンロップ」ブランドでタイヤ製造を手がける住友ゴム工業の本社と神戸工場は、兵庫県南部地震で経験のない揺れに襲われた。勤務中だった150人の従業員は全員無事に避難できたが、神戸工場が閉鎖に追い込まれる壊滅的な被害を受けた。30年の節目にあたる今年1月23日、同社は5年ぶりに阪神・淡路大震災の関連社内イベントを開催。次世代に経験と教訓を伝えた。
2025/02/19
-
阪神・淡路大震災30年「いま」に寄り添う <西宮市>
西宮震災記念碑公園では、犠牲者追悼之碑を前に手を合わせる人たちが続いていた。ときおり吹き付ける風と小雨の合間に青空が顔をのぞかせる寒空であっても、名前の刻まれた銘板を訪ねる人は、途切れることはなかった。
2025/02/19
-
阪神・淡路大震災30年語り継ぐ あの日
阪神・淡路大震災で、神戸市に次ぐ甚大な被害が発生した西宮市。1146人が亡くなり、6386人が負傷。6万棟以上の家屋が倒壊した。現在、兵庫県消防設備保守協会で事務局次長を務める長畑武司氏は、西宮市消防局に務め北夙川消防分署で小隊長として消火活動や救助活動に奔走したひとり。当時の経験と自衛消防組織に求めるものを聞いた。
2025/02/19
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/02/18
-
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方