2025/02/01
防災・危機管理ニュース
埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラックが転落した事故は、1日で発生から5日目となった。男性運転手(74)が現場に取り残されており、救出に向け重機を入れるためのスロープが同日午前に完成。県などが重機で内部の土砂やがれきの除去を始めたが、消防は水の影響が大きいとして同日夕、救助活動を一時中断した。2日朝に再開を検討する。
スロープは幅4メートル、長さ30メートル。1月30日から作業を始め、軟弱な地盤に石灰をまいたり、地中に薬液を注入したりして、土を固めながら造成した。県は男性の救助が完了次第、下水道管の応急復旧や、専門家による原因究明を行う。
1日午前には、埼玉県の大野元裕知事が陥没現場を視察。「非常に難しい状況にあると改めて確認した。昼夜を分かたず作業し、スロープができたことは一安心している」と述べた。
〔写真説明〕陥没した県道交差点に造成された重機を入れるためのスロープ(左)=1日午前、埼玉県八潮市
(ニュース提供元:時事通信社)

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