【ソウル時事】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は12日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の娘が後継者として「内定段階に入った」との分析を国会に報告した。また、ウクライナに侵攻するロシアへの派兵を通じて、北朝鮮が戦力を向上させていることに警戒感を示した。
 報告を受けた国会議員によると、後継者に内定したと判断する根拠として、正恩氏の娘が政策の一部に意見を述べていると国情院は指摘した。また、故金日成主席や故金正日総書記の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿への参拝などで、娘の存在感が高まっているとの見方を示した。その上で、今月下旬に開かれる党大会に娘が参加するかどうかを注視していると強調した。
 ロシアへの派兵を巡っては、6000人の北朝鮮兵が死傷したものの、現在も約1万1000人の戦闘兵と工兵が派遣されていると報告した。一方で、戦場で得た情報やロシアの技術支援を基に無人機の性能を改善し、量産体制を整備。ミサイルの命中精度も派兵前に比べ高くなったという。 
〔写真説明〕錦繍山太陽宮殿を訪れた北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(最前列右)と同氏の娘(同中央)=1月1日、平壌(朝鮮中央通信が同2日に配信)(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)