【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、自動車の温室効果ガスの排出規制を撤廃したと発表した。米政権は、温室効果ガスが人体の健康を脅かすとの過去の政府判断を撤回し、「規制の法的根拠はないと結論付けた」としている。気候変動対策に背を向け続けるトランプ氏は「史上最大の規制緩和だ」と述べ、自動車の大幅な値下げにつながるとアピールした。
 オバマ政権は2009年、二酸化炭素(CO2)やメタンなど温室効果ガスが地球温暖化を深刻化させ、国民の健康と福祉を脅かすとする「危険性認定」と呼ばれる判断を示した。オバマ、バイデン政権はこれに基づき、温室効果ガスの排出規制を策定した。だが、トランプ氏は今回、規制が適用された12~27年モデルと、それ以降の全ての車両とエンジンについて廃止を決めた。 
〔写真説明〕自動車の温室効果ガスの排出規制を撤廃したと発表するトランプ米大統領=12日、ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)