2026/04/28
防災・危機管理ニュース
蛍光灯から発光ダイオード(LED)照明への切り替えが進む中、古い蛍光灯器具の発煙・発火事故がたびたび起きている。製品評価技術基盤機構(NITE)は、ランプだけでなく、器具ごとLED照明に交換するよう呼び掛けている。
蛍光灯には水俣病の原因となった水銀が含まれ、人の健康や環境リスクが懸念されることから、製造と輸出入が2027年末までに段階的に禁止される。LED照明は、蛍光灯よりも省エネ性能が高く、寿命が長いなどのメリットもある。
政府は30年度までにLED照明の普及率を100%にすることを目指す。ただ、日本照明工業会によると、25年12月末時点のLED化率は66.4%にとどまった。
NITEが受け付けた蛍光灯器具の事故は、25年までの10年間で205件。このうち54件は、ランプだけをLEDに交換した状態で、器具の経年劣化や不適切な交換が原因で発火したとみられる。
NITEは、電流や電圧を一定に保つ安定器が劣化し、絶縁性能が低下することがあると指摘。使用年数が10年を超える場合は、器具ごと新しい製品への交換を検討する必要があるという。
LED照明への切り替えは自分でできる場合もあるが、配線工事が必要なケースもあるため、電気工事業者に依頼することを推奨。蛍光灯を廃棄する際は、自治体の処分方法を確認してほしいとしている。
〔写真説明〕LEDランプへの交換後、劣化した蛍光灯器具が煙を出す実証実験の様子(NITE提供)
(ニュース提供元:時事通信社)

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