赤プルのC級認定証です

貴重だった洪水経験談

全然知らなかったのですが、ここ、栃木市は大好きで夢中で見ていたテレビドラマ「JINー仁ー」の撮影地にもなっていたようです。

蔵の街、風情ある街並みを堪能しましたが、2015年9月、栃木市の巴波川も氾濫を起こし、この街並みに水が一気に攻め込んでしまいました。歴史的建造物は、資料館になっているところも多く、完全復旧までに4カ月かかったところもあったようです。

最初にうかがったところでは施設の様子はもちろん、ご自宅での様子もおはなししてくださいました。介護中のお母さまを、レスキュー隊が助けに来てくれたけど、「避難所へ連れて行ってもらったとしても、帰りはどうするのか」という問いかけに、はっきりした答えをもらうことが出来ず、家にとどまる事を選択したそうなのです!

衝撃でした。決死の覚悟で残ったというのです。そういったご家庭は少なくないのかもしれません。

その方の家に侵入してきた水は、ベッドまで飲み込む事はなかったのでホッとしましたが、豪雨の悲しいニュースはたくさんありました。これまで知らなかった問題があること、ここにこれからの課題があることを教えてもらいました!

こういったことも事前に考えておくことで、回避ができるのではと思います。

最後にうかがったお団子屋さんでも、水がどのように入ってきて、その時どんな行動をとったのか、まるで昨日の出来事のように教えてくれました!

お店で使うものは、2階に早めに移したことや、車は間に合わず2台ダメにしてしまったこと、人気のお団子屋さんで営業中にもかかわらず、たっぷりとお話を聞かせてくれました。

共通していたことで、水が入ってきたとき、水をかきだした、土のうをもらいにいこうと思ったけどなかったという話。まさか自分が逃げ遅れてしまうまで水が増えるとは思わなかったんですね! ここにマイタイムラインの重要性を感じました。

地元常総でも、なかなか当時のお話をじっくりうかがうことができなかったので、今回の企画は本当に貴重な体験でした。