2016/06/16
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
アプリやネットを活用して家族で自宅を確認してみよう!
自分で判断するためのツールとして、まず自宅住所をマピオンで検索してみることをおすすめしています!なぜ、マピオンかというと、検索すると、右側にすぐ標高がでてくるんです。周辺をスクロールして、周辺より標高が低い!とわかれば、雨が集まってきやすい場所かもしれません。もちろんハザードマップを読み込んでいただくのが一番いいのですが、家族で楽しみながら簡単にできるので、やってみてくださいね。 →マピオンホームページ
ほかにも、気象庁が発表する「高解像度降水ナウキャスト」は、気象レーダーの観測データを利用して、250m解像度で降水の短時間予報を提供しています。

最近は雨雲レーダーアプリが優れものです。講演で「雨雲レーダーアプリ入れてますか?」と聞くと、7分の1くらい(♯微妙な数字)ですが手をあげていただけるようになりました!
リスク対策.comの読者の方は、100%活用済みだと思うのですが、大丈夫ですか?入れていたとしても、家族も使いこなしてますか?
お洗濯物を今日干してもいいか、何時くらいに取りこんだらいいか、こどものお迎え時間に傘がいるのか?そんな日常にこそ、使ってください。使っていたら、洪水が起こるような雨の際、見た事もない真っ赤な雨雲が近づくと、感覚的に逃げたくなります。その時、早めに避難できれば、命は助かります。

さて、避難を早めに判断し、水位が膝下であっても、膝より短い長靴を履いて避難すると、長靴の高さで水が入ってきます。そうすると、足元からバランスを崩し、体が流されてしまいます。特に、こども長靴は短いものがほとんどです。だっこやおんぶが難しく、どうしても歩かせる場合は、ウェット素材などのウォーターシューズなど履かせてください。
運動靴のほうが、長靴より脱げにくいからと、運動靴にする方もいるようです。でも、川遊びでも、運動靴は、水を含んで重くなり、転びやすくなります。また、濡れると体を冷やしてしまいますので、安全とはいえないと感じています。
大人が避難する場合も運動靴ではなく、ウォーターシューズかこんな長靴だったら大丈夫です。
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/06/17
-
サイバーセキュリティを経営層に響かせよ
デジタル依存が拡大しサイバーリスクが増大する昨今、セキュリティ対策は情報資産や顧客・従業員を守るだけでなく、DXを加速させていくうえでも必須の取り組みです。これからの時代に求められるセキュリティマネジメントのあり方とは、それを組織にどう実装させるのか。東海大学情報通信学部教授で学部長の三角育生氏に聞きました。
2025/06/17
-
-
入居ビルの耐震性から考える初動対策退避場所への移動を踏まえたマニュアル作成
押入れ産業は、「大地震時の初動マニュアル」を完成させた。リスクの把握からスタートし、現実的かつ実践的な災害対策を模索。ビルの耐震性を踏まえて2つの避難パターンを盛り込んだ。防災備蓄品を整備し、各種訓練を実施。社内説明会を繰り返し開催し、防災意識の向上に取り組むなど着実な進展をみせている。
2025/06/13
-
「保険」の枠を超え災害対応の高度化をけん引
東京海上グループが掲げる「防災・減災ソリューション」を担う事業会社。災害対応のあらゆるフェーズと原因に一気通貫の付加価値を提供するとし、サプライチェーンリスクの可視化など、すでに複数のサービス提供を開始しています。事業スタートの背景、アプローチの特徴や強み、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/06/11
-
-
その瞬間、あなたは動けますか? 全社を挙げた防災プロジェクトが始動
遠州鉄道株式会社総務部防災担当課長の吉澤弘典は、全社的なAI活用の模索が進む中で、社員の防災意識をより実践的かつ自分ごととして考えさせるための手段として訓練用のAIプロンプトを考案した。その効果は如何に!
2025/06/10
-
-
緊迫のカシミール軍事衝突の背景と核リスク
4月22日にインド北部のカシミール地方で起こったテロ事件を受け、インドは5月7日にパキスタン領内にあるテロリストの施設を攻撃したと発表した。パキスタン軍は報復として、インド軍の複数の軍事施設などを攻撃。双方の軍事行動は拡大した。なぜ、インドとパキスタンは軍事衝突を起こしたのか。核兵器を保有する両国の衝突で懸念されたのは核リスクの高まりだ。両国に詳しい防衛省防衛研究所の主任研究官である栗田真広氏に聞いた。
2025/06/09
-
危険国で事業展開を可能にするリスク管理
世界各国で石油、化学、発電などのプラント建設を手がける東洋エンジニアリング(千葉市美浜区、細井栄治取締役社長)。グローバルに事業を展開する同社では、従業員の安全を最優先に考え、厳格な安全管理体制を整えている。2021年、過去に従業員を失った経験から設置した海外安全対策室を発展的に解消し、危機管理室を設立。ハード、ソフト対策の両面から従業員を守るため、日夜、注力している。
2025/06/06
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方