アプリやネットを活用して家族で自宅を確認してみよう!

自分で判断するためのツールとして、まず自宅住所をマピオンで検索してみることをおすすめしています!なぜ、マピオンかというと、検索すると、右側にすぐ標高がでてくるんです。周辺をスクロールして、周辺より標高が低い!とわかれば、雨が集まってきやすい場所かもしれません。もちろんハザードマップを読み込んでいただくのが一番いいのですが、家族で楽しみながら簡単にできるので、やってみてくださいね。 →マピオンホームページ

ほかにも、気象庁が発表する「高解像度降水ナウキャスト」は、気象レーダーの観測データを利用して、250m解像度で降水の短時間予報を提供しています。

右上の赤い四角で囲った部分に標高が表示されている(出典:mapion)

 

最近は雨雲レーダーアプリが優れものです。講演で「雨雲レーダーアプリ入れてますか?」と聞くと、7分の1くらい(♯微妙な数字)ですが手をあげていただけるようになりました!

リスク対策.comの読者の方は、100%活用済みだと思うのですが、大丈夫ですか?入れていたとしても、家族も使いこなしてますか?

お洗濯物を今日干してもいいか、何時くらいに取りこんだらいいか、こどものお迎え時間に傘がいるのか?そんな日常にこそ、使ってください。使っていたら、洪水が起こるような雨の際、見た事もない真っ赤な雨雲が近づくと、感覚的に逃げたくなります。その時、早めに避難できれば、命は助かります。

「Yahoo!天気」や「ウェザーニュース」など、複数のアプリを入れておくと便利

さて、避難を早めに判断し、水位が膝下であっても、膝より短い長靴を履いて避難すると、長靴の高さで水が入ってきます。そうすると、足元からバランスを崩し、体が流されてしまいます。特に、こども長靴は短いものがほとんどです。だっこやおんぶが難しく、どうしても歩かせる場合は、ウェット素材などのウォーターシューズなど履かせてください。

運動靴のほうが、長靴より脱げにくいからと、運動靴にする方もいるようです。でも、川遊びでも、運動靴は、水を含んで重くなり、転びやすくなります。また、濡れると体を冷やしてしまいますので、安全とはいえないと感じています。

大人が避難する場合も運動靴ではなく、ウォーターシューズかこんな長靴だったら大丈夫です。