2016/08/30
ニュープロダクツ
地盤に関する生活者の情報格差解消を目指す地盤ネットホールディングス株式会社(本社:東京都中央区)は、子会社の地盤ネット総合研究所(本社:東京都千代田区)が開発した、現在地の地盤リスクの目安をタイムリーに知ることができるスマートフォン・タブレット端末対応のウェブサービス「じぶんの地盤アプリ」を、地盤ネットHD子会社の地盤ネット株式会社(本社:東京都中央区)から、8月1日より無料提供を開始したと発表した。
アプリを開くと位置情報を捉え、今いるところの地盤安心スコアを自動的に表す。「改良工事率」「浸水リスク」「地震による揺れやすさ」「土砂災害リスク」「液状化リスク」の5項目から100点満点で判定し、「85安心」「75普通」「45注意」などスコアで表示、現在地の地盤リスクを視覚的に知ることができる。過去24時間、7日間、30日間の地震発生位置、その規模を地図上に地震発生マップとして表示し、個々の地震の揺れの分布も分かる。
ブラウザで動作するため、パソコンやタブレット端末、スマートフォン(iPhone、Android)などインターネット環境を備えたすべてのデバイスに対応する。
地震発生マップでは、各地点で発生した地震の回数と地震の規模(マグニチュード)の最新情報を確認できるオプションもある。
同社では、安心・安全な土地探しやリスクを知った上での土地選び、災害対策を行うことで、災害による被害を最小限に抑えることが可能なことを、多くの人に伝えることが必要と考えている。生活者が地盤に対しての意識を持つことを目標に、研究開発を手掛ける地盤ネット総合研究所と連携し、専門的な知識がなくても誰でも簡単に地盤の安全性やリスクを知ることができるよう開発した。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/02
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方