2016/09/13
ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
世界の消防活動を研究し、国内で役立てる
大切なのは、これらの映像を日本の事情に置き換えて受け入れ、水平思考して、国内で起こるとしたら、こういう状況になる可能性が高いので、自分たちならこうやって救急救助対応するというオリジナルの活動プランを作る必要があることだと思います。
また、世界の消防士達がどのようにして、消防活動を行っているのかを研究し、同じ機材の使い方や隊員の活動フォーメーションなどを自ら学ぶ機会を増やすことも大事だと感じます。
出典:YouTube/Firefighter Rescue Infant from Flames
いかがでしたか?
日本では、約30年前から、救助技術大会や消防団のポンプ操法が災害対応の実践に即している訓練とは思えないという意見もあり、また、もし、この2つがなくなると大変な損益になるという消防商材販売会社も多く、結局、誰も改善しようとしないというのが実情と消防関係者から聞いたことがあります。
たしかに私の知る限りでは、長期間にわたり、実践に見合っているとは思えない同じ訓練を続けるのは、世界213カ国の消防の中でも日本だけのような気がいたします。
世界の訓練の手法を学べば、本当に行わなければならない訓練はたくさんあるはずで、たとえば、アメリカの消防士達のバイブルとされ、日本語訳されている「消防業務エッセンシャルズ」の各チャプターを分析すれば、数百種類の想定訓練を作ることができ、季節や地域の災害特性に応じて、オリジナルの訓練を行い、地域消防力を高めることができると思います。
■凝縮された消防・危機管理の知識の宝庫
株式会社日本防災デザイン(JERD)
http://jerd.co.jp
もし、福島イノベーション・コースト構想の防災教育研修拠点が完成すれば、さらに、新しい消防活動のスタイルや資機材なども開発される気づきときっかけになると思います。
海外の消防事情のすべてが日本国内に役立つとは思いませんが、部分肯定しながら受け入れ、応用して実践に役立てる努力は、これからも必要だと感じます。
一般社団法人 日本防災教育訓練センター
http://irescue.jp
(了)
ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/18
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方