千曲川の堤防決壊により浸水被害にあった長野市豊野町の住宅地

19号による水害により、各家庭から出たごみの多さが被災地を悩ませています。25年前に経験した阪神・淡路大震災では、多くの家屋が全壊し、大量のごみが出ましたが、当時の記憶がよみがえりました。当時、私の住む町(芦屋市)では、近くのグラウンドがごみ集積所になり、見上げるほどの高い山ができました。木材(柱や屋根など)に混じって子どもの手のぬくもりが残る腕の取れたお人形や、真っ二つに裂けた自転車などもありました。

地震の場合、壊れたものと壊れなかったものを分けることができたのでまだ助かりましたが、今回の水害によるごみは、一斉に泥水をかぶり、電気製品の多くも使用できない状態になりました。地震と水害のごみの違いは歴然です。

1) 震災のごみは選択的、局所的だが、水害のごみは浸水すると例外がなく使用不可となる。
2) 今回のように広範囲に被害が及ぶ。
3) 水害の方が、災害と比べてごみの処理に時間や手間がかかる。

さて、私たちは、こうしたごみ被害に対して手をこまねいているだけでいいのでしょうか。いいはずがありません。この災害から私たちは何らかの教訓を得なければなりません。どんな教訓が得られたのでしょうか。台風19号・21号による環境省推定ゴミの量は数百万トン、処理完了まで2年以上かかる見通しだといわれています。

水害によるごみとの戦いを最小限に抑える方策を考え、事前にそれを実行に移す手だてはないのでしょうか。私は本気で今このことを考えています。南海トラフ巨大地震が起これば、わが家も津波の襲来に遭う危険性が高いです。いつ魔の手が伸びるかは分かりません。今夜かもしれないし、明日かもしれない。

私の住まいは芦屋川の河口付近にあり、しかも大阪湾沿岸の海辺の町です。町の名前は残念ながら「潮見町」です。津波の高さは3.7メートルと予測されていますが、本当のところは分かりません。とにかく南海トラフ巨大地震による地震と津波に襲われる可能性は、極めて高いことは事実です。

わが家を巻き尺で測ると、1階部分は床から天井まで3メートルでした。津波3.7メートルの予定ですから約1メートル足りません。これではぼんやりしているわけにはいかないということで、以下の計画を立てました。

2週間かけて(11月5日開始、19日終了)「津波ごみ減量対策実施」に乗り出すことにしました。以下は、その時の段取り予定表です(表)。

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