親しみやすさがプラスに

高松市はどうしてこういうハザードマップを作ろうと思ったのか知りたくて、危機管理課にお聞きしました。「たかまつ防災マップは、南海東南海地震等の大規模災害が発生した際に、住民の的確な避難行動につながるよう、平成26年度(2014年度)に作成されたものです。高齢者はもちろん、若者等にも興味を持ってもらう必要があることから学生にも御協力いただき、少しでも防災を身近かに感じられるよう取り組んだ結果、現在の形にとなりました」というお話でした。

写真を拡大 高松市ハザードマップより

監修された香川大学 創造工学部防災・危機管理コース教授 長谷川修一先生にもお話をうかがうことができました♪ 長谷川先生によると、「高松市の防災マップは、愛媛県松山市に本社がある印刷会社のセキ(株)が受注して作成されたため、防災マップの専門業でなかったため、親しみやすい視点が加わったように思います。専門家から見ると、防災マップに物足りなさを感じておりますが、まずは防災マップに関心を持ってもらおうことが大事だと、提案を受けて協力しました」とのことです。

ただ、残念なこともあったようです。

「各家庭に配布後、防災マップが大量に資源ごみに出されたようなので、中身を見ないで処分する人が多いのが残念です」。

全国的にもめずらしいマップだったにも関わらず捨てられちゃったのですね。残念です。

このマップを通じて、住民に考えてほしいことを長谷川先生にお聞きしたところ

「自分が災害に会う可能性があることを知ってもらいたいと思います。また、なぜハザードマップで危険と表示されているのか、危険の表示がないのはなぜかを考えてもらいたいと思います。ハザードが表示されていないのは、調査されていないため、ハザードマップがまだ作成されていないためだけかもしれないので、ぜひ市町村の担当者や専門家を呼んで解説してもらい、さらには防災マップを使ってまち歩きをしたり、避難訓練をしてほしいと思います」

と教えていただきました。

ここ、私も強調したいところです。

赤いところは現在わかっている想定の数字でそうなっているだけで、白は安全という意味ではないですからねー。想定を超えたり、想定されてないケースだと白も危険な場所になるのです。