2017/01/24
ペットライフセーバーズ:助かる命を助けるために
2、ペットがいることの表示
アメリカの消防局では、火災予防週間などのイベントで「私達のペットを助けてください」と記されたステッカーを配っています。それを玄関ドアの外側や門柱のどこか目立つところに「どんなペットが何匹いるか」を表示することで、火災発生時に消防士が駆けつけた際の救助対象情報の目安になるようにしています。
また、ペットがいる部屋の窓やドアの入り口に ステッカーを貼ることで、消防士が検索する部屋の優先順位にも役立たせています。

3、ペットと家族の関係書類や写真など
犬の場合では、鑑札番号や注射済票、血統書や里親から引き取ったときの書類、かかりつけ獣医の診断書やワクチンの種類と接種履歴、ペット保険の証書などは、避難所で同伴避難をする時に最低限必要な書類です。
また、大地震などで家屋が倒壊し、ペットが逃げ出してしまった場合や動物管理センター等で保護された場合、ペットの特徴や家族関係を明確にする情報が必要になります。
特に大切なのは、ペットと家族全員の写真です。理由は動物管理センターで保護された場合、家族の誰でもが引き取りに行った際にペットとの関係を明確に証明できるからです。
スマホのカメラで撮ったペットと家族の写真や、ペットの特徴がわかる写真などもペットを特定する有効な情報になります。
ペットがいなくなってしまってからでは、探すためのポスターを作るのは大変です。いなくなる前に作っておくとよいですね。

なお、ポスターに必要な情報は下記の通りです。
・ペットの写真数枚と家族と一緒の写真
・種類
・色
・性別
・年齢
・特徴
・マイクロチップの番号や鑑札番号
・首輪やハーネスの色
・連絡先:電話番号、メールアドレスなど
ペットライフセーバーズ:助かる命を助けるためにの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方