2020/02/21
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
しっかり手洗いするために保湿も重要
ところで、手洗いをしっかりしたり、消毒用エタノールで消毒すると、手が荒れますよね。消毒用エタノールの方が手が荒れるのかと思っていたら、ただの手洗いの方が手が荒れると、坂本先生に教えていただきました。
先のTweetでも書かれているように、
手が荒れてしまうと、確かに手洗い自体がおっくうになってきます。空気に当てるだけでも痛くなるのに、水に付けられませんよね。肌の保湿って、手洗いのためには重要なんです。
でも、クリームたっぷり塗ってつり革に触ると、ウイルスをもらってきそうです。それから、最近つり革に触りたくないから、満員電車で倒れてくる人増えてない?って声もお聞きしています。それはそれで、地震の時や急ブレーキで危なくなりそうです。

薄手の手袋で保湿+ウイルス対策
そこで、保湿対策、つり革忌避対策として、薄手の手袋もありかもです。
実は、ここでも連載されているサニーカミヤさんが、暖かくなった春に指紋を隠すための犯人の手袋のようなものをいつもつけていらっしゃって怪しかったので(笑)、理由をお聞きしました。

そうしたらインフルエンザ対策だとおっしゃっていて、なるほどなと思い、私も選挙の人がしているような手袋を購入して毎年インフル対策に付けています。

もちろんこれがウイルスを完全に防ぐというのではないのですが、付けていると、顔に手をつけようとする行為にハッと気付いたり、結構いろいろなところ触るなーと気づかせてくれるので、重宝しています。しかも、薄手の手袋をしていると、その間、クリームを付けて保湿できるんです! 保湿ができていたら、手洗いも苦痛じゃなくなるのですよ。肌荒れが心配な皆さんも、ご参考までに。
もちろん白じゃなくても普通の手袋でいいんですけど(これは洗いやすいので、私は使っています)。
ということで、手洗い普及には子どもの視点と、それから、手荒れが気になる人の視点も入っているといいなと思っています。この時期の手荒れ、つらいですからね!
皆さんのすてきな手洗いの歌で、感染症で不安な時期の気持ちが少しでも軽くなればうれしいです。
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