東京都の小池知事が、ロックダウン(都市封鎖)の可能性について言及したことで、都内の各企業からは、実際に封鎖されたらどのような事態になるのか、不安ととまどいの声があがっています。

では、ロックダウンとはどのような事態をいうのでしょう? 

東京都総合防災部によると、「諸外国で行われている外出禁止令のような事態をイメージして使っている言葉」ということですが、実際には「法律(※新型インフルエンザ等対策特別措置法)の範囲内を前提に、外出自粛を要請したり、イベントの自粛などを要請させていただくことになる」ということです。つまり、一般市民に対して罰則が伴うほどの強制力を伴うものではないということです。

新型インフルエンザ等対策特別措置法では、首相が地域と期間を定めて「緊急事態宣言」を発令し、それを受け、都道府県知事が、外出の自粛要請や、興行場・催物などの制限について要請・指示することになります。政府の「基本的対処方針」の原案では、要請期間は「21日程度」が適当とされているようです。

海外のニュースを見ていると、不要な外出をすれば罰金が課せられたり、レストランが強制的に営業を中止させられたり、あるいは中国武漢市のように交通まで完全に遮断されることを想像してしまいますが、現行の特措法はそこまでの強制力がありません。