2021/04/09
ニュープロダクツ
ベル・データは、災害の想定避難者数や属性に応じた備蓄計画、在庫管理の最適化を支援する防災備蓄管理システム「BxLink(ビーリンク)」バージョン1を提供する。被災時や避難所の生活品質(QOL)に着目し、備蓄計画支援、備蓄在庫最適管理、オペレーション支援、外部連携の4つの機能を通じて、避難所運営を支援する。被災時に置き去りになってしまう可能性の高い要配慮者に対しても、適切な食事や備品がいきわたり、高いQOLで避難所生活を送れることを目指す。
同システムでは、「備蓄計画支援機能」により、想定避難者の人数をはじめ、アレルギー患者割合や嚥下困難者割合等の食に制限のある人にも配慮した備蓄食・備蓄品の在庫計画の立案が可能。また、「備蓄在庫最適管理機能」により、防災備蓄食・備蓄品の在庫数、入手出庫管理、消費期限を備蓄倉庫単位で管理できる。
さらに、消費期限が近づいてきた食品・備蓄品について事前に担当者に通知することで、期限前の入れ替えやフードバンクへの寄付等を促進する「オペレーション支援機能」、政府の備蓄在庫システムや他の倉庫管理システムとデータ連携を可能にする「外部連携機能」を備える。
同サービスは、同社が参画する「災害と宇宙の知恵・経験・技術の概念を安心・安全暮らしに反映させ、よりよい未来を創造していく防災・宇宙フルフィルメントプロジェクト(BSFP)」を通じたパートナーであるワンテーブルとの協業で開発。栄養基準や食品構成等は、BSFPアドバイザーでもある国立健康・栄養研究所/国際災害栄養研究室の笠岡(坪山)宣代室長の監修を受けた。
そのほか、経済産業省の2020年度「スーパー防災都市創造プロジェクト」において、事業参加自治体の防災担当から意見・協力を得ながらシステムの有効性について検証と改良を重ねてきた。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/21
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20
-
-
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方