画像を拡大  イベント開催時期を狙った詐欺に注意(画像はイメージ)

コロナ禍により自宅で過ごす時間が増え、YouTubeなどの動画配信サービスを利用して映画やドラマ、スポーツなどの視聴を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。動画配信サービスを利用する際は、動画配信サービスを装うフィッシングサイトや偽の動画配信アプリに注意しましょう。

主な手口

YouTubeなどの動画配信サービスで、スポーツイベントなどを「サッカーLIVE」などと検索してページを開くと、LIVEと表示された画面になるものの、見ることができず、会員登録を促すメッセージと無料ライブ配信サイトのリンクが貼り付けられていることがありますが、リンク先は、個人情報を盗むための、会員登録と称したメールアドレスやクレジットカード情報の入力を求めるフィッシングサイトです。

万一情報を入力してしまった場合、クレジットカードの不正利用被害などのサイバー犯罪に悪用される可能性があります。

過去の事例

サッカーやゴルフなどのスポーツイベントの「ライブ配信」、「無料配信」をかたってフィッシングサイトや偽の動画配信アプリに誘導する手口が確認されています。

なお、先日行われたゴルフのメジャートーナメント大会や2019年に日本で開催されたラグビーの世界大会でも、無料のライブ配信を装ったフィッシングサイトが確認されました。

対策方法

・ウイルス対策ソフトを導入し、OSやアプリは常に最新バージョンに更新した状態にする。

・動画配信サービスやSNSに貼り付けられたリンクやURLを安易にクリックしない。

・あらかじめ正規の動画配信サイトを、お気に入りに登録しておく。

・安易に個人情報などの入力はしない。

「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」でも同様の被害に注意!
 
 
現在、全国各地で行われている東京2020オリンピック聖火リレーでも、聖火リレーの無料ライブ配信を装い、動画を閲覧するために個人情報やクレジットカード情報などの入力を求めるフィッシングサイトが確認されています。

また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催中も競技をライブ配信するとかたるフィッシングサイトの出現が予想されます。

上記の対策方法を確実に行い、フィッシング詐欺に注意しましょう。

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