「ライブ配信を騙るフィッシング詐欺」に注意!
東京五輪・パラ関連の事案も出現
警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
2021/05/17
中小企業をめぐるサイバー情勢と対策
警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
コロナ禍により自宅で過ごす時間が増え、YouTubeなどの動画配信サービスを利用して映画やドラマ、スポーツなどの視聴を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。動画配信サービスを利用する際は、動画配信サービスを装うフィッシングサイトや偽の動画配信アプリに注意しましょう。
YouTubeなどの動画配信サービスで、スポーツイベントなどを「サッカーLIVE」などと検索してページを開くと、LIVEと表示された画面になるものの、見ることができず、会員登録を促すメッセージと無料ライブ配信サイトのリンクが貼り付けられていることがありますが、リンク先は、個人情報を盗むための、会員登録と称したメールアドレスやクレジットカード情報の入力を求めるフィッシングサイトです。
万一情報を入力してしまった場合、クレジットカードの不正利用被害などのサイバー犯罪に悪用される可能性があります。
サッカーやゴルフなどのスポーツイベントの「ライブ配信」、「無料配信」をかたってフィッシングサイトや偽の動画配信アプリに誘導する手口が確認されています。
なお、先日行われたゴルフのメジャートーナメント大会や2019年に日本で開催されたラグビーの世界大会でも、無料のライブ配信を装ったフィッシングサイトが確認されました。
・ウイルス対策ソフトを導入し、OSやアプリは常に最新バージョンに更新した状態にする。
・動画配信サービスやSNSに貼り付けられたリンクやURLを安易にクリックしない。
・あらかじめ正規の動画配信サイトを、お気に入りに登録しておく。
・安易に個人情報などの入力はしない。
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