2021/08/06
危機管理担当者が最低限知っておきたい気象の知識
③被害が起こったときの対応を含めて分かりやすく確実に伝える例
災害時のメッセージに関する3つ目の工夫点は、被害が起こったときに何をすべきかまで含めておく例です。次の図はオランダのマーストリヒト市役所が水害対応の特設ページに掲載していたものです。ここでは「いつ市役所に電話するか?」と題した見出しの中に、ピクトグラムを使った図が取り入られています。
この図は消防が作成したものですが、自分で対処すべきこと(Zelf regelen)、市役所に連絡すべきこと(Bel je gemeente)、緊急用ではない番号で消防署に連絡すべきこと(Bel 0900-0904)、緊急の電話番号を使って消防に連絡すべきこと(Bel 112)が分かりやすく整理されています。例えばトイレから水が吹き出したり、自宅が浸水したりしたときには自己対処、自分で安全を確保できないときは緊急通報の112番(日本の119番や110番に相当)といった具合です。
企業の防災対策で言えば、どの規模の被害が発生したときに誰がどう対処するかなど、こうした図を参考にして事前に整理し、災害が見込まれるときに随時シェアしていくのはどうでしょうか? そうしておけば、復旧活動を取らなければならないときの混乱をある程度減らすことができるのではないかと思います。
危機管理担当者が最低限知っておきたい気象の知識の他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/02/05
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/03
-
-
-
発災後をリアルに想定した大規模訓練に学ぶ
2026年1月14日、横浜市庁舎10階の災害対策本部運営室で、九都県市合同による大規模な図上訓練が行われた。市職員に加え、警察、自衛隊、海上保安庁、医療従事者、ライフライン事業者などが一堂に会し、市災害対策本部運営をシミュレーションした。
2026/01/26
-
-
-
報告すべきか迷う情報 × 最初の一言 × 隠蔽と正直の分岐点
ここ数年、データ改ざんによる不正が突然発覚するケースが増えています。製品仕様に適合していないにもかかわらず、データの書き換えが行われていたり、燃費データや排ガス成分濃度が改ざんされているなど、さまざまな分野でこうした事件は後を絶ちません。今年も、中部電力・浜岡原子力発電所において、安全データの改ざん疑いが発覚しました。 こうした改ざんを未然に防ぐことは、リスクマネジメントの最重要テーマですが、一方で、既に起きてしまっていることを前提として、いかに早く発見し、対処するかを考えておくことも危機管理においては重要になります。
2026/01/26








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方