かまど内に内缶をセットし、2層構造で燃焼効率を向上。少ない燃料でも高火力となる

アウトドアストーブ「tab.缶ストーブSE」などを製造販売する田中文金属は、オリジナルブランド「tab.(タブ)」から、避難所等で活躍する「tab.炊き出しかまどセット」を販売する。アウトドアストーブの製造開発ノウハウをもとに、耐久性や使いやすさ、燃焼効率などを考えて開発したもの。国内で自社生産し、直営のWEBショップのみで販売することで、流通コストを抑え、地域コミュニティでも導入しやすい価格帯で提供する。

同製品は、従来のかまどに使用されるアルミメッキ鋼板ではなく、厚板ステンレスを使用。本体だけでなくロストルまでステンレスにすることで、熱とサビに強く、数カ月に及ぶ繰り返しの使用にも耐えるものとした。

燃料は薪に限らず、落ち葉や枯れ枝、流木、廃材、新聞紙や雑誌など、災害時に簡単に集められるものを使用し、簡単に着火できる。ガスや電気は不要。2層構造で無駄なく燃焼する「クリーンバーンシステム」を採用することで、効率的で高火力な調理を可能にする。

付属のアルミ鍋は、大容量の18リットル。最大で米5升(7.5キログラム)が炊飯可能。おにぎりなら150個、汁物なら約100杯分を一度に調理できる。煮炊きや炒め物などにも使用できるよう、羽釜でなく大鍋をセットした。災害時だけでなく、地域の炊き出しイベントや餅つきなどにも使用できる。大鍋の底には、調理中の横滑りや転倒を防止する安全設計を施した。

同製品のサイズは、かまど本体が直径430×高さ500ミリメートル、専用鍋が直径445×高さ170×幅550ミリメートル(持ち手を含む)。素材は、本体・ロストルがステンレス、フタがアルミメッキ鋼板、専用鍋がアルミ。販売料金は5万2800円(税込)。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部