2022/02/02
ニュープロダクツ

日本郵便と寺田倉庫は、両社のコアビジネスを生かした防災支援サービスとして、防災向け宅配型トランクルーム「防災ゆうストレージ」を展開する。災害に備え、「長期の避難生活に必要となる日用品」や「思い出の品などのなくしたくない大切なもの」を専用ボックスで預かり、倉庫で保管。有事の際には、インターネット上での取り出し手続きにより、避難先など、希望の場所にゆうパックで届ける。
専用ボックスを保管する倉庫は、ユーザーの居住地域とは異なる都道府県の硬質地盤な土地に位置し、寺田倉庫が管理する耐震基準を満たしたものを使用する。専用ボックスは〈大〉と〈小〉の2種類。サイズは、〈大〉が幅78×奥行き39×高さ37センチメートル、〈小〉が幅40.5×奥行き39×高さ37センチメートル。内容物の重量制限は〈大〉が20キログラム、〈小〉が13.5キログラム。寄託価格(預かり荷物の補償上限)は、1万円/ボックス。
そのほか、東京大学大学院情報学環・片田敏孝特任教授と、特定非営利活動法人レスキューストックヤード・栗田暢之代表理事の監修の下で作成した「保管品チェックリスト(例)」を提供し、ユーザー自身や家族にとって”預けておくとよいもの”の検討を支援する。
サービス料金は、〈大〉の初期費用(専用ボックス代金・登録手数料・倉庫への送料)が7810円、保管料が月額480円(年額5760円)、取り出し料金(出庫作業・届け先までの送料)と再入庫料金(再入庫時の倉庫への送料・入庫作業)が各2200円。〈小〉の初期費用が5280円、保管料が月額275円(年額3300円)、取り出し料金と再入庫料金が各1540円。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/21
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20
-
-
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方