2025/01/01
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】米南部ルイジアナ州ニューオーリンズの繁華街で1日未明、群衆に車が突っ込み、米メディアによると、少なくとも15人が死亡し、35人が負傷した。警官と銃撃戦になり、運転していた男は死亡した。車に過激派組織「イスラム国」(IS)の旗があったことから、連邦捜査局(FBI)はテロ事件とみて捜査を始めた。
現地を管轄する南部テネシー州ナッシュビルの日本総領事館によると、日本人が被害に遭ったとの情報はないという。
FBIは、男をテキサス州の米国人シャムスディン・ジャバール容疑者(42)と特定。米陸軍に所属していたことがあるという。共犯者がいる可能性も視野に、捜査を進めている。
現場は観光名所フレンチクオーターの目抜き通りバーボンストリートで、新年を祝うため通りに多数の人が集まっていた。警察当局者によると、ピックアップトラックを運転していた容疑者は意図的にスピードを上げて群衆に突入。当局者は「できるだけ多くの人をひこうとしていた」と指摘した。
容疑者はその後発砲し、警官2人が撃たれた。2人は命に別条はないという。ピックアップトラックや現場周辺から爆発物が見つかった。
ルイジアナ州のランドリー知事はX(旧ツイッター)に投稿し、「バーボンストリートで恐ろしい暴力事件が起きた」と述べ、現場付近に近づかないよう呼び掛けた。
〔写真説明〕1日、米南部ルイジアナ州ニューオーリンズで、群衆に車が突っ込み多数の死傷者を出した現場周辺(AFP時事)
〔写真説明〕1日、米南部ルイジアナ州ニューオーリンズ市で、群衆に車が突っ込み多数が死傷した現場を警備する警察官(AFP時事)
〔写真説明〕米南部ニューオーリンズで起きたテロ事件のシャムスディン・ジャバール容疑者=連邦捜査局(FBI)が1日公表(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)



防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/01
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
-
-
-
柔軟性と合理性で守る職場ハイブリッド勤務時代の“リアル”な改善
比較サイトの先駆けである「価格.com」やユーザー評価を重視した飲食店検索サイトの「食べログ」を運営し、現在は20を超えるサービスを提供するカカクコム(東京都渋谷区、村上敦浩代表取締役社長)。同社は新型コロナウイルス流行による出社率の低下をきっかけに、発災時に機能する防災体制に向けて改善に取り組んだ。誰が出社しているかわからない状況に対応するため、柔軟な組織づくりやマルチタスク化によるリスク分散など効果を重視した防災対策を進めている。
2025/06/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方